徐福が求めた不老不死の薬草と信じられています。 山頂付近で徐福は釜で何か湯がいている白髪で童顔の仙人に出会いました。この仙人に不老不死の薬を探し求めて歩き回っていることを伝え、薬草はどこにあるかと尋ねました。すると,「釜の中を見ろ」と言うのです。これこそが薬草で、「私は1000年も前から飲んでいるから丈夫だ。薬草は谷間の大木の根に生えている」と言うと、釜を残して徐福の目の前から湯気とともに一瞬に消えてしまいました。こうして徐福はついに仙薬を手に入れました。 仙人が釜で湯がいていたのはフロフキという薬草でした。フロフキはカンアオイという植物で、金立山の山奥に今でも自生しています。煎じて飲めば腹痛や頭痛に効果があると言われています。金立山の麓にある徐福の里薬用植物園にはこのカンアオイが栽培されています。 タイリンアオイ、サンショウアオイの2種類を区別せずフロフキ又はフロフシと呼んでいます。
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