【内藤大典 ないとうだいすけ】
昭和3年2月28日生まれ。
明治工業専門学校(現九州工業大学)を卒業し、昭和24年、西日本新聞社入社。新聞記者として約10年編集関係に勤務。昭和33年、TNCテレビ西日本創業の際、転出。昭和54年、サガテレビに移り、専務、副社長。昭和63年よりアジア文化交流振興協会専務理事として古代史を研究。平成17年7月死去。
内藤大典は平成10年に出版「虹を見た」の冒頭「私が佐賀の母なる海-有明海-の波静かな海面を眺めながら古代有明海文化圏を古代史のテーマとして世に問うにはどうすればよいのか一人想いにふけっていたとき、私は海の彼方に”虹”を見た。その七色の光の中に私は『徐福』の二文字をおぼろげに見た気がする」と書いている。
確かな虹を見ようと20年間の葛藤を続け、平成17年7月に「徐福と吉野ヶ里遺跡」の最後のまとめの章を執筆中に筆を持ちながら机にもたれたまま、帰らぬ人となってしまったのである。
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