中韓日徐福文化研究国際協議会第4次韓国大会レポート
 

 「中韓日徐福文化研究国際協議会第4次韓国大会」は2017年7月1日、韓国・釜山のコモドホテルで開かれた。大会には、佐賀市の秀島敏行市長、大串達郎・佐賀県徐福会理事長、廣橋時則・徐福長寿館館長をはじめ佐賀県徐福会一行、八女徐福会、羽田孜・元首相代理の羽田次郎氏ら日本側から総勢12人、中国から2人、韓国から約80人が参加。午前10時からの中韓日3ヶ国代表のあいさつに続いて、柳洲烈・韓国徐福文化研究国際協議会顧問による「徐福之路」と題する特別講演。午後の各国代表による研究発表、座談討論会と、午後4時過ぎまで熱心な発表が繰り広げられた。

 開会挨拶で禹珪日・韓国徐福文化研究国際協議会会長は「徐福が遣した膨大な文化遺産を整理、1巻の『徐福全書』として集大成し、徐福文化のユネスコ世界遺産への搭載を実現しよう」と挨拶した。
 続く祝辞で、李世基・韓国徐福文化協会会長は「大会が円滑に進められ、韓中日3ヶ国だけでなく広く世界に向かって徐福文化の花が咲く日が来ることを望む」と述べた。羽田元総理(代理出席)も「徐福研究の成果と情報交換は、韓中日3ヶ国の文化的な類似点や歴史の共有点を知る上でとても重要だ」という言葉を寄せた。
 中国の張雲方・中国徐福会会長は「徐福文化探究の最も重要なことは、徐福文化が人類発展の中で果たした文化的共通点と文明交流の経緯を明らかにすることだ」と述べた。また、秀島市長は「2200年前、徐福が中韓日の最初の友好の懸け橋になったように、今後も徐福を通した中韓日の友好の輪がますます広がることを期待する」と述べた。